録音後記
"つまりホッブズによれば、古代ギリシャ哲学でも、初期のキリスト教徒にも、「事柄をもたらすための必然と偶然以外の第三の仕方、すなわち自由意志なるもの」は知られていなかった。"
自由意志の向こう側 決定論を巡る哲学史 木島泰三 Kindle版 位置1645
その後、中世の神学のなかで自由意志の概念を持ち出す学説が出てきて、それが主流になり、自由意志を用いた説のウケがよくなり、教会内で出世するための最も容易な道となった。とするのが、ホッブズの説です。
と言うことで、現代人は無条件に信じていますが、自由意志というものは原初からオリジナルに存在していたものではなく、中世以降に作り出された概念であり、新興宗教みたいなものってことです。
当然、意思力(ウィルパゥワー!!)なるものも、信仰対象に含まれるでしょう。
▼話の中で出てきた本(Amazonへのリンク)
自由意志の向こう側 決定論をめぐる哲学史 (講談社選書メチエ)
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せめて'自由意志'教の信徒である自覚は持とう【タスク管理】【哲学】